男子と会話はできません
おまけ

side.U

「まったくやってらんないよね」


夏休みが終わって、最初の行事はマラソン大会というなんの面白みもないことだったりする。


「杏奈はいいじゃん。陸上部なんだから」


「いや、あたし、幅跳びだから」


「あ。だったっけ」


白い目で見られたあと、


「だったよ。まったく友達のことはどうでもいいわけね」


と、ため息を吐かれた。


「ち……違うよ」と、慌てて言うとくすりと笑った。






杏奈がトイレに行ってる間、教室で待っていると「高塚」と、隼人くんに声をかけられた。


「あ、隼人くん」


「あの話、聞いた?なんか中学のメンバーで、集まるみたいな。引っ越しすることになったヤツがいて……」


「えっ?何それ?知らない」


「俺もまだ行くか決めてないんだけど、橋本も来るって言ってたから知ってると思ってた」


「あっ……」


彩子とあれから連絡をとっていなかったから、わたしまで回ってこなかったんだ。




< 451 / 459 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop