男子と会話はできません

定期戦の朝は快晴だった。


今日は暑くなるらしいと朝の天気予報で言っていた。


いつもはバス通学だけど、今日の集合場所は東高校のグラウンド。


東高校と近くの運動公園を使って定期戦は行われる。


自転車で行ける距離だった。


ポーチに出て、久しぶりに自転車を取り出す。


開会式は一応正装と言われたから、ブレザーと鞄をカゴに入れた。


家の門を出てまたがり、ペダルをこぐと重みを感じた。


なんかおかしいと思いながらこぎ続けるけど、この感覚は……。


「パンクしてない?」


後ろから声をかけられた。振り返ると、自転車に乗った隼人くんがいた。
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