格差恋愛
◆自分の足

陽菜side


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夜、ベッドに入り今日のことを思い出す






長いようで短い一日だった





すずかに撫でられても何もないのに
碧維君が私の頭に触れた時、いつもとは違う気持ちになった
何なんだろうあの気持ちは





頭を撫でられることなんてすずかにもお兄ちゃんにもよくやられることなのに






目を瞑ると碧維君が浮かんでくる
あのきれいな目、忘れられない





私はハンカチをギュッと握って
すっと呼吸をする
碧維くんの匂いかな??





私何してるんだろう。
こんなに寝つきの悪いひは初めてだ






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