RPG伝説

「じゃあ、ノアちゃん行こうか」

「うん…じゃあ、おーちゃん、みんな今までありがとう」


素早く荷物をまとめてみんなにお別れを告げる


『あぁ、ノア、ワシ達も今まで楽しかった。何かあればすぐに言え、ワシらはみんなお主の見方じゃ 』

「うん…全部終わったら、また…会いに来るから…」

『ノア…ノア…また…来て」

『ノア、気をツケて…ね』


手を振りながら森を出た私にソラは申し訳なさそうな顔を向けた


「なんか、ごめんね」

「…？なんで謝るの？」


だって…と言葉を濁すソラ


「いいよ別に…いつかはどうせ戦うことになっただろうし」

「え？」


驚いたソラに薄く微笑んだ私はおーちゃん達のためだよ…っと話してあげた


「おーちゃん達は死にかけてた私を助けてくれたんだ、だから私はあの森を守るために魔族とはいつか戦ったと思う」

「…そっか」

『ノアーー！！！』


大きな声で叫ばれソラと一緒に後ろを振り向くと見慣れた顔があった


『アタシを置いていくなんテ許さなイよ！！』