【完】俺のこと、好きでしょ?
自分の気持ちも、涙のワケもわからず、ただ胸が締め付けられるようこの感覚に違和感を覚える。
この感覚……なんていうんだろう?
まるで溺れたように息苦しくて……。
――ガラッ。
そのとき、突然旧図書室のドアが開いた。
そこにいた人物に、胸がドキッと音をたてる。
「…………」
だんまりなままの彼の視線は、まっすぐにあたしだけを見つめていた。
帰ったんじゃなかったの?
「……有馬くん」