青空の下で
いつの間にか繋がれた手からは匠海さんの温もりと気持ちが伝わってくる。


「楓ちゃん?またデートしてくれる」


「いつでも、わたしの休みは匠海さんと一緒に過ごすためにあるんです。」


「じゃあ、匠海って呼んで、俺も楓って呼ぶから」


「匠海」


「なに、楓」


「呼んで見ただけ」


わたしと匠海は今日の青空を思いだしていた。


きっと青空を見るとわたしは、今日のことを思いだすだろう。


そして、その隣には匠海がいる。


青い空の下で笑いあう二人がいる…
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