涙があふれてく。
4月
桜が舞い散る日。

憧れの相翼(アイヨク)高校を受験して今日、私神田沙知は入学した。

森山美羽(モリヤマミウ)に薦められ一緒に入ることができた。

美羽とは中学からの親友でなんでも話せる一番の友達。
辛いことも乗り越えられた。

っていってる場合じゃなかった!
今は入学式の真っ最中だった!!


「新入生が退場します 」

先生の言葉で体育館を後にし、出てすぐ美羽のとこへ駆け寄った。

「美羽~、さみしかったよぉ~!」

「どしたの沙知? ほんとにさみしがりやなんだからー 大丈夫大丈夫」

優しく笑顔で答えてくれる美羽。

「美羽しか友達この学校にいないんだもん 友達できるかなぁー」

「沙知なら大丈夫だって♪ クラス違うけど休み時間には遊びにいくからさ」
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