アイドル君と私


「いや…あのっ、良かったらおすすめっていうか、その…」


……って、
これじゃ、営業!?


やっぱ良くないかな?


「ぷっ…まぁ、いいんじゃない?」


「えっ…?そう?」


「うん、あっ…でも、店内で店員がお客さんにプレゼントは良くないねぇ~?」


「あぁ―…だよね?」


「廉が来たら、帰り待っててもらうかして、直接渡しな?」


「えっ!?やっぱり?そうした方がいーかな?」


「当たり前じゃん、こっちは仕事中だよ?」


「だよね―?うーん…分かった、そうするっ」


「うん、咲もやるじゃんっ」


「えっ!?何が?だから…ホントにね?おすすめっ…」


と言いかけた咲を、望はお客さんが来たのを見て追い払うことに。


「ほらほら、自分の仕事に戻った戻った―」


「えっ…うーん」




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