約束の小指、誓いの薬指。
もし、もしも大学で誰かに言い寄られたりでもしたら、凛音はどうするんだろうかと。
控えめで奥ゆかしくて、だから男性と接する機会はそうないのだろうけど、そこをくぐり抜けて凛音に接近した場合は話は別だ。きっとその男は凛音の更なる魅力に気づいてしまうだろう。


そんな時、僕は凛音の側にいられないかもしれない。そんな不安が押し寄せてくる。


だが、こんなことはもう何度も考えてきた。その度に行き着く答えは1つ。
もしも凛音に気がある男が現れたら、全力で立ち向かうしかない。何人もの男が来たら、何度でも相手をするだけだ。
それが、そうできることが、彼氏になれた僕の特権なんだから。


そう心に誓って僕は僕の仕事をする。
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