感情方程式。

-麻璃side-


走って行った先生の後ろ姿をずっと見ていた。
今、この部屋に私は1人。
あぁ…自分、寂しいんだな。
そう思ってしまっているのがわかった。


今の私自身、不安に思っているのが“甘えすぎ”ている気がしてならない。
昔からこんなこと全然してないせいか、先程の行動を思い出すと恥ずかしくて仕方がない。

「あったかい身体だったなぁ…」

ギュッと自分の腕を組み、温もりを思い出す。
まだほのかにじんわりと残るそれは私の心を落ち着かせた。


あぁ…どうしよう……。
先生のことばかり考えちゃう。
こんなことって本当にあるんだな。

認めたくないこの感情を抑えながら、
私は暫く腕を組んだまま出来事を振り返った。


10分くらい経つと、再び先生が戻ってきた。


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