嵯峨野夢譚(さがのむたん)

嵯峨野夢譚32

なぜならこの一角だけ台地になっているのです。

源氏の庵、"雲隠庵"はまさにこの下手、川に沿って
寂庵さんのあたりにあったのではないでしょうか。
とその時、天地を引き裂く大稲妻と雷が治のすぐそばに落ちました。
「どどどどーん!!!」治は気を失いました。
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