嵯峨野夢譚(さがのむたん)

嵯峨野夢譚79

だからそれに恥じないように努めて努めてつつましやか
にお支えしてきたつもりです。

ところが、よく考えてみると正式な結婚の儀はしておりません。
ということは源氏が御正室を迎えるということは万が一にもあり
得ることだったのです」
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