理想の彼氏



消えろはないでしょ!!
確かに初対面の時の彰は
会話がほとんど
短かったけど…
今じゃ考えられない

「……おい」

ビクッ!!

彰の声に反応して
振り向くと、彰が
不機嫌そうな顔で
こっちを見ていた

「…俺、今日は帰るわ
全然お前と話せねーし
また電話する」

そう言って
彰は帰って行った

……よっぽど
うざかったのかな

それから、隼人の
ところに行った

『ちょっと!!
いい加減帰って
彰も帰ったし』

「分かった」

ほっとしていると、
隼人君はいきなり
耳元で言葉を発した

その後、微笑んで
会計をして帰って行った

“俺だったら、
絶対幸せに出来るのに”

こんな事、耳元で
言われたら、胸が
不覚にもドキドキ
してしまった


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