俺だけ見てろよ。~幼なじみに恋してる~
「ごめん、あたしがイラッとさせちゃった?」



「いちいち真に受けないで。こんなので怒ってたら、姫ちゃんの友達できないから」



「えーっ、それどういうこと!?」



「さー! 優勝目指してがんばるぞー。みんなより先に行ってウォーミングアップしなきゃ」



たまちゃんはあたしの言葉には答えずに、



お弁当箱をカバンにしまうと、立ちあがって教室を出ていった。







結構ワンマンだし、ちょっぴり変わってるけど、あたしの大切な友達。



いつか、


たまちゃんみたいになりたいな。



あたしも早めに行って、しっかり応援しよう!



急いでたまちゃんのあとを追った。




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