俺だけ見てろよ。~幼なじみに恋してる~
深いため息のあと、レオが吐き捨てるように言う。


「好きって言えない気持ち……

お前が一番わかってるだろ。そんな、簡単に言うなよ」


その言葉が、あたしの胸に深く突き刺さった。








ずっとかかえている“好き”っていう気持ち。


何度もあきらめようとしたり、


やっぱりまた好きな気持ちが盛りあがったり。


その繰り返し。


たったひと言なのに、言えない。




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