血だまりの少女
勉強机や本棚、描きかけの油絵の他に、よく見れば目立つ物が置いてあった。
何かに白いシーツが掛けられていて、雪山が出来ている。
「何かしら……あれ」
白い山は綺麗な曲線を描き、シーツは床に付いていているので、下に何が隠れているのか分からなかった。
「触りたくないけど、調べないとけいないよね……」
赤野は白い山の前に立ち、シーツに手を伸ばした。
「待って!」
私が慌てて止めると、赤野は伸ばした手を引っ込めて此方に振り返った。
「何があるか分からないから、私がシーツをめくるわ。赤野君は扉の所に立って、何かあった時はすぐ逃げられる様にしておいて」
「……1人じゃ逃げないからね」