血だまりの少女
「かっこいいと思ったんだ!」
「……へ?」
予想外の言葉に目が点になってしまう。
「正義感溢れる感じ!俺を守ってくれた時とか!相棒さんの為に泣く姿とか!憧れちゃったんだ!」
赤野は目を輝かせて私の手を握った。
お互いの手は包帯が巻かれている。
「あ、ありがとう。赤野君……」
緊張の糸が切れると共に体の力が抜け、赤野の手を握り返す事は出来なかった。
「だから、俺、刑事になる!それで折笠さんの相棒になる!」
告白だと思ってしまった自分が恥ずかしい。