切れた・・絆

•••両家

佳希の母、みかは
出勤前の夫・貴一に
今の話をすると
貴一が、怒り、直ぐに竜崎家に連絡した。

竜崎家の父、善は出社した後で
妻のシェリルと話した。

シェリルは、びっくりして
「折り返し連絡します。」
と、言って、善に連絡した。

話を聞いた善は、
貴一に直ぐ電話をして
「心に確認をして連絡します。
夜に、お会いしましょう」
と、言って電話を切った。

今日は、午前中は、空いていたから
直ぐに心を社長室に呼んだ。

< コンコン。>

「社長、なにか?」
「座りなさい。」
「はい。」
「お前、なぜ、
佳希ちゃんとの入籍を拒んだ?
佳希ちゃん、今朝、出て行ったんだろ?
どういうことだ?」

「もう、連絡入ったのですか。
佳希は、今朝、出て行きました。」

「だから、どういうことなんだ?
佳希ちゃんは、
お前に好きな人が出来たから、
自分は、不必要だと
言ったらしい。」
と、訊ねる善に心は、
「俺は、佳希を愛してる。
佳希以外を愛したことはない。」
と、答えると
「えっ、なら痴話喧嘩なのか?」
と、落胆すり善

だが·······
「そんな簡単なことじゃない。」
と、苦しげに話す心に
「全てを話せ。
辻さんに説明しないと
行けないんだぞ。」
と、言われて

「俺は、おれはっ‥‥‥」
と、ボロボロの泣く心


善は、息子に何が、あったのか
不安と心配が増すばかりだった。
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