切れた・・絆

•••ご挨拶


家に着いて
またまた、甘い時間を過ごし
私は、優しく美味しく食べられて
ぐったりして、眠りに落ちた。

真飛は、そんな佳希を見て
抱き締めながら眠りについた。

次の日は、真飛の家へと
ご挨拶に向かう。

すごく大きな洋館のお家だ。
「母さん、帰ったよ。」
「あら、お帰りなさい。」
「ほら。佳希、ぼっとするな
          早く来い。」
「もう、お母様の前なのに。」
「そんなこと、気にするな
   そんな、親じゃない。」
「うふふっ。
  さあ、上がって佳希ちゃん。」
「はい、お邪魔します。」

案内された、リビングには
ダンディなイケメンな男性が座っていた。
「父さん、帰れたの?」
「当たり前だろ。
お前が嫁さんを連れてくるのだから。」
「あはは、悪いな。
こちらが、辻佳希さんだ。
まあ、もう、辻じゃないが」
「お前な、佳希ちゃんのご両親に
承諾もとらずに、反対されたら
どうするつもりだったんだ。」
「あっ、そんなことあり得ない。」
「まったく、お前は。」

二人のやり取りが可笑しくて
クスクス笑いだすと

お母様から
「ほら、貴方達、笑われてるわよ。
ごめんなさいね、
真飛は、いつも
どんどん進んで行って、
いつも、事後報告なのよ。

でも、今回だけは自分の
息子を誉めてあげたいわ。

こんな、可愛いお嫁さんと赤ちゃんを
私達にくれるんだから。」
と、言ってくれるお母様に
佳希は涙がでた。

真飛は、そんな私を引き寄せ
「はぁ? やらねえし。」と
お母様は、
「えっ、そこ?」
と、笑っていた。
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