切れた・・絆

次の日の朝、空港に付き
搭乗ゲートに入ろうとしたら

「心?」と
振り向くと‥‥‥‥佳希?
佳希の横をみると、星野さんがいて

「佳希。
彼は、お前の妹と別れて
竜崎とも、縁を切って
渡米するそうだ。
もう、会えるかわからないからな。
話は、ないか?」
と、星野さんは言った。

佳希は、
「えっ、未来と離婚したの?
竜崎をすてたって?
渡米?

なんで、真飛が知ってるのよ。

なんで、今日空港に行くのか、
言わないはずだね。

輝飛に飛行機を見せるとか
言って、もう‥‥っ‥。

でも、心君、身体に気を付けてね。
どうせ、真飛から輝飛のことも
聞いてるよね。

輝飛は、私が責任もって育てるし
真飛が父親だから、心配してないか。」

「星野さん、佳希。
本当にありがとうございます。
びっくりしたけど嬉かった。

未来ちゃんとの離婚は、
辻のおじさんも、納得してくれた。
でも、おじさんは、
未来ちゃんを助ける事は
しないと言ってた。
彼女は、善悪の判断から
勉強だね。

佳希、もう一度だけ、
輝飛君を抱かせて貰っていい?」

佳希は、真飛をみると
真飛が、頷いたから
輝飛を心君に渡した。
輝飛は、ほや~って笑っていた。

心の頬には涙が流れた。

「ありがとう、本当にありがとう。
この温もりを、一生忘れない。」
と、言って、真飛に頭を下げて
搭乗ゲートへと行った。

佳希は、心の健康をこころから祈った。
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