甘く大切な君だけの王子でいたい
昼過ぎ病室に行こうと
浮き足たちながら歩いていたら
いつもの看護師に呼び止められた

「個室の方と美山先生の関係は?」

「お前たちに話す必要はないけどな」

「じゃあ、私達にもまだある?」

「あるわけない、個室にいるのは、俺の奥さんになる予定・・・・」


「奥さん?あんなガキが?私達の方が似合います、ちんけなガキが美山先生を惑わした」

カチンと来た、今まで押さえていた感情の糸が切れた
声をあらげて

「お前達、俺の奥さん捕まえて
侮辱する必要あるのか?俺がいいって思ったからこれからアタックするのを
何が私達にも?笑わせんな、そこのお前他の医局に彼氏いたよな?」


「それがどうした、キープに決まってるじゃない、」
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