甘く大切な君だけの王子でいたい

「蓮さん・・・ごめんね」と白衣を軽く握り、いじいじと指をもてあましながら下から見上げてうるうる目でニコリと・・・・

美山の顔がだらしなくなり
「柚子が行きたいなら、仕方ないな
俺から離れるなよ」

「だから、蓮さんだ~いすき」と抱きついた

周りの看護師さん呆気にとられ
あの美山君が・・・・吹き笑った

「あの美山君が・・・・あははは・・・昔を知っている人が見たら・・・・」

「俺で笑うな、柚子が可愛いけど今回は仕方ないじゃないか?」


「今回で終わりにするつもりはないからな、美山の弱点もわかったから、柚子ちゃん遊びに行きたい時は、言ってな」

「ありがとうございます、許しでなかったら、家をでる事も考えてた」

なんで家をでる覚悟がいるんだ?たかが遊ぶ事に・・・


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