彼女がメガネをはずしたら



「こら、かな」


意外にも、あたしたちの仲裁にはいってくれたのは・・・


「暴走しすぎだぞ。あと、一応先輩なんだから、「あんた」は禁止」


速水だった。


口走る年下幼馴染の頭を、優しくポンポンとなでる。


速水・・・


「舜、どうしてこの人のことかばうの?もしかして好きなの?」


「それはないから」


・・・・・・即答っすね。


「じゃあかな、この人のこと、「あんた」じゃなくてなんて呼べばいいの?」


「昭和女先輩でいいんじゃないか」


ードスッ。


「ぐふっ!」





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