嫉妬深い狼と同棲生活?!





(…よし、今日も準備完了。)





部屋で準備が終わり、朝ごはんも食べて
いざ登校!という時


部屋を出ると、玄関で待ち構えていた圭斗が
フッと笑いながら私を見る。






「あ、いってきます…。」

「ん、いってらっしゃい。」





そう言うと、またしても
当たり前のようにおでこにキスが降りてくる。


----------わっ!



思わず声が出そうになって
必死で堪える。


私が固まるのを分かっててもやってくる
圭斗は確信犯。

そのまま顔を赤くしてるであろう私は
顔を逸らしながらいってきます!!と勢い良く外に出る。



---------な、慣れないよ〜…!





バクバクと心臓を鳴らしながら
エレベーターで下まで降りる。







付き合い出してから思うことは
圭斗のキャラが少し変わってきたこと。



今までは本当にただの他人で
気を使っていたんだろうその優しい口調が

今は気を許しているのか
厳ついイメージそのままというか

オラオラが少し出てきた気がする。




だからと言って怖いということじゃなくて。





むしろ
そんな口調にドキドキしているのは、確か。





(あぁもう…本当にかっこいい。
すごい好きすぎるよ…。)






なんて乙女な思考全開で電車に乗り、学校へ向かう。






(あ、そうだハタ…。
今日普通に接してくれるかな…。)






と急に不安にも駆られる。

昨日のメールからするに
普通なんだろうけど…


大丈夫かな。

私が普通なら、あっちも普通にしてくれるかな…?






私はそんなことを考えながら
学校に登校した。






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