マエストロとマネージャーと恋と嫉妬と
そりゃやっぱり、あんなこととか、あんなこととか、あんなこととか、したいし。


ただでさえ、フランスと日本で離れてるし、こうやって仕事がないと接点もない。
気持ちを伝えるまでは、ずっと圧し殺してきた分ちゃんと伝えていきたい。


「この横向きで指揮をしてるやつがいいんじゃないですか?アップ過ぎないって言うか、全体が分かって。」


「いいかも。僕、横顔なら自信あるから。」


「初耳ですよ。」


奏ちゃんは屈託のない笑顔を見せる。
この笑顔は僕の隣でだけでしか、見れない様にしたい。


タブレットに置いてあるほっそりとした手を取り、自分の膝の上に寄せ、両手で包み込む。


目線を合わせニコッと笑いかける。
またしても、微妙な笑顔で返してくる。


…そんなに照れなくてもいいのに。
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