生徒会長と恋の罠




「は、」

カシャン、とフォークの落ちる音が聞こえた。


落としたのは香瑠らしく、ぽかんとした表情で俺の方を見てくる。
その隣では結人が目をぱちぱちと瞬きさせて‥‥視線の先はやっぱりこちらで。



「え、やーくん?」

「大和、どうしたの?」



どうしたも何も、




「これはミオリさんが‥‥、」


と言いかけて言葉をとめた。

「ミオリちゃん?」と結人が聞き返してくるが、やっぱり何でもないですと笑った。




"‥‥柊くんが『本音』を言っても、ここにいる人達は気にしないんじゃない”


--‥‥彼女との話は、俺だけの秘密にすることにした。

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