嫌なアイツと恋をする
第6章 ◇本当の気持ち
あれから一週間・・・

四月の下旬になりました。


あれから柚那に言われた通りに少し考えてみて、颯の行動にも目を回している。


変った事と言えばやっぱり颯。


前より私に積極的に話して来るし…。

いつも笑顔で話しかけて…来て…。


何かよく分からない。

「美~っ香?」

ほら。颯。

でも…返事はしない。何かしつこい…。


無視しても、いつも・・・・・笑顔・・で話しかけて太陽みたいで・・・・・。


なんか・・・。

「美香、お昼一緒に食べようよ。」

私は柚那と食べるから…。

『私は柚那と食べる。』


「そっか!いいよ。」
“ごめん”も言ってないのに、許してくれる…。


前とは全く違う。

純粋で優しくて…。

それは颯も『恋』をしているからこんなに…

変ったのかな?
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