私、アイツに告白します!!
「ごめん。気持ちは嬉しいんだけど俺、他に好きな奴がいるんだ」
……え?
ウソ……。草平って、好きな人いるの?
今まで、全く知らなかった。
そっか、草平が……。
自分が告白してフラれたわけじゃないのに、草平に好きな人がいることを知って、思わず落ち込んでその場に立ちつくしてしまう私。
「……何?お前。そんなとこに突っ立って……もしかして、盗み聞き?」
ほんと、盗み聞きなんてするんじゃなかったよ。
そしたら、草平に好きな人がいるってことを、知らずにすんだのに……って!