元通りになんてできない
木曜の夜…金曜、…倒れて運び込まれてから今日で三日目。
検査の為にと思っていた金曜から入院することになるなんて…。
やはり、妊娠初期は気をつけていないと…。
…ごめんね。お腹に手を当て、そっとさすってみた。
家に帰ってしまうと、色々と動いてしまい、安静でいるのは無理だからと 、今日まで入院する事にしたのだ。
どうしても家に居ると、あれこれとしたくなり、ちょっとした家事でも立ちっぱなしになったりと、なりがちなので、そうした方がいいと言われた。
トイレに行く以外、何もしないで、なんて、家に居たら無理だものね。
退院すると言っても、何もない。
着の身着のまま、運ばれて来たから、荷物の類は何もない。
そろそろ、迎えに来てくれるはず…。
コンコン。
「はい、どうぞ」
ガラガラガラ…。
「鷹山、迎えに来たぞ」
「…部長!?どうしたんです?あの…、幸元君は…」
「あぁ、それがな…」
部長は頬を指で掻いた。
「俺に代わりに言って欲しいと言うんだ」
幸元君…どうしてそんな。