俺様悪魔VS僕系天使


「そうだけど…」


「ん」


目の前にずいっと手を差し出してくる。



「へっ?」


訳がわからず固まっていると、咲間は表情を変えないまま口を開いた。


「茶。俺がもらってやる」


「…いや、持って帰るからいいよ」


さりげなくお茶を遠ざけてみるけど、手首を掴まれてそれ以上動けない。



「…口の中が甘い」


「ココア飲んだからね」



「…」


「なによ?」


じっと見ると、咲間はそっぽを向いた。
< 106 / 146 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop