なつめくんの束縛2
パタパタと走って行けば下駄箱に寄りかかる棗君の姿。
「な…棗君!
ごめん遅くなっちゃったっ…」
ハァハァッと息を切らしながら棗君に謝る。
「遅いよゆっちゃん」
少し棗君は不機嫌そうにそう言った。
「待っててくれてありがとうっ…。」
私がそう言えば棗君は、行くよと言って歩き始める。
少し歩いた頃…
「ゆっちゃんて香水とかってつけてたっけ…?」
棗君が不意にそんな事を聞いてきた。
香水……?
「ううん?
私香水なんて今までつけたことないよ?」
急にどうしたんだろう…?