天才くんは密かに甘い。
「ああああの橘くん」



とりあえず今の言葉について説明してもらおうか・・・!?




「あのさ・・・」





カーテンの近くまで来て話しかける橘くん。






「その「橘くん」ってやめろ」






なんでよ!!泣





「理人。はい呼べ」




だ、だから

「な、何でですか!?」




いきなり意味が分からなくて戸惑う。





「なんでも?ただ呼ばせたかっただけ?笑」






「むむむむむり!!!むりです!!」



意味が分かりません!!



そもそも男子と基本話さないんだよ!!!



呼び捨てとか弟ぐらいだよ!!!


橘くんのキャラがちがうようなっっ・・・




「え、呼ばないと・・・・・・今からこのカーテン開けて優愛の顔みるね、さぁーんにーー・・・」


・・・


や、ちょ、それは困る!!こまるます!!!!

もう呼ぶしかない。意を決して口を開く。





「り、りと・・・・・・・・?」









「ん。おりこー・・・」




理人はそういってカーテンを開けた。




「ちょっ!!いったじゃん!!!」




何で開けたの!!




そう言おうとしたら理人がわしゃわしゃと髪を撫でてきた。




「その言い方反則だから・・・・・・]




「え?]



「なんでもね。俺もう大丈夫だから、行くぞ。」



「う、うん」




って!!








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