みんな、ときどきひとり
しかも、わたしが、修くんと乗ってみたいな、と思っていた観覧車に2人きりで乗るなんて。
思いました。
やっぱり、わたしは、人生の主人公じゃないんだ。
なにを願ったって、叶うことなんかないんだって。
大それたことは言ってないのに、ただ一緒に遊園地を回る。
それさえも叶わないなんて。
そう実感しました。
久しぶりに学校に行ったときです。
修くんから、教室にわたしを訪ねて来てくれたのは。
訊きたいことあるんだけどって。
正直、逃げ出したくなりました。
だけど、そんなこと、できなくて。
それから、訊かれました。
俺の下駄箱に手紙いれたことある?と。
勿論返事が出来なくて。
それから、言いたいことない?とも訊かれました。
もしかして、謝れってことなのかと考えました。
だけど、わたしだって、別にあなたを突き落そうとして呼び出したわけじゃなかったんです。
あの日。
ちょっと、忠告してやろうと思っただけだった。
ただ、あなたのあの待ち遠しいような表情を見た瞬間、わたしの頭の中が真っ白になってしまって。
気がついたら、あなたの背中を押していました。
そうなるのが、当たり前みたいに自然に動いていたんです。
思いました。
やっぱり、わたしは、人生の主人公じゃないんだ。
なにを願ったって、叶うことなんかないんだって。
大それたことは言ってないのに、ただ一緒に遊園地を回る。
それさえも叶わないなんて。
そう実感しました。
久しぶりに学校に行ったときです。
修くんから、教室にわたしを訪ねて来てくれたのは。
訊きたいことあるんだけどって。
正直、逃げ出したくなりました。
だけど、そんなこと、できなくて。
それから、訊かれました。
俺の下駄箱に手紙いれたことある?と。
勿論返事が出来なくて。
それから、言いたいことない?とも訊かれました。
もしかして、謝れってことなのかと考えました。
だけど、わたしだって、別にあなたを突き落そうとして呼び出したわけじゃなかったんです。
あの日。
ちょっと、忠告してやろうと思っただけだった。
ただ、あなたのあの待ち遠しいような表情を見た瞬間、わたしの頭の中が真っ白になってしまって。
気がついたら、あなたの背中を押していました。
そうなるのが、当たり前みたいに自然に動いていたんです。