ぎゅってしてもいいですか。





「────つ、きの……」




小さくつぶやくと、月乃は肩をビクッとさせ、どこかへ走っていこうとして。




「待って、待てよ、月乃っ!」



手をつかもうとするも、ダンボールを持っている手では無理だった。





「わ、たひ、係の仕事が、ありゅ、かりゃ……っ、あるから!」



ろれつが回らず、顔が真っ赤なのを手で隠そうとする。




────────月乃。



俺、うぬぼれてもいいの?



月乃は俺が好きだって……。




< 167 / 421 >

この作品をシェア

pagetop