いじめ~恐怖の7日間~
~あなたは今、本当に楽しいですか?本当に笑っていますか?~
ここは、市立白石高校、何の変わりもない普通の高校だ。
そんな私は、白石高校2-2になった。良かった、前の友達とも一緒のクラスだ。うちの学校では、一年ごとにクラス替えがある
「おはよー」などとなにげなく会話をかわす
「りーんかっ!おはよー!クラス一緒だねっ!」
親友である、梨子に話しかけられた「梨子ちゃーん!よかったよぉ~クラス一緒だね!」
そんななか、チャイムがなる
キーンコーンカーンコーン…キーンコーンカーンコーン
「すみません、2-2の皆さん、担任の福山です…ゴホッえー…ゴホッ先生はこれから病院に…ゴホッ行かなければなりませんので…ゴホッ皆さんしばらく自習時間ですっゴホッ」

声からしていかにも具合が悪そうな先生だ。
「よっしゃー!友子、蘭!なんかしよーぜ!」
「美奈子ちゃんったらはしゃぎすぎ!」
「いいじゃーん!固いこというなよな!ここは女子校だから、うるさいやつらもいなくて自由なんだよ!」
梨子は「なんか嫌な感じ…」と小声で言う。
「ねぇー、そこのあんたさ!名前は?」と、指を指されて聞かれたので
「り、りんかだよ」と答える。
「へーっ、いいじゃーん!よろしくね!あたしたち仲良くなれそーじゃん!」
ーそれからしばらくして…ー
「ねぇ、ゲームしない?」と美奈子が提案をもちかける
「いいねぇ!」と皆は暇だったのですぐに提案にのる。
「じゃ、一週間のいじめゲームしない?」
ざわざわと皆が騒ぐ。
「まず、くじを引いて、一週間のターゲットを決めるの。ターゲットをいじめ抜くゲーム!いいよね?あ、もし一週間たつまでに裏切り者とかでたら、そいつもターゲットだから!勿論ゲームだから、ガチのいじめとかじゃないから、じゃ!くじ引いて!」
皆がざわざわと騒ぎはじめる
「えー」などと中には反対もあったが、逆らうと怖いから皆はおずおずとくじを引いた。
(次は私だ…)
「大丈夫花梨!もしターゲットにされても私だけは梨花を裏切らないから!」
「梨子ちゃんっ」…その瞬間周りは凍りついた
「じゃ、ターゲットは花梨!決まりね!だいじょーぶ!そんな本当のいじめじゃないから!一週間我慢したら次のターゲットは決めていいからね!」
ーそこから、いじめゲームはスタートした…ー
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