俺サマ神サマ〜お前今日から俺のヨメ〜


「これで、よかったのか」



いったん解散となり、カインと二人残された。
カインが、伺うようにそう聞いた。

私はゆっくりとカインを見上げる。



「うん。これでよかったんだよ。カインは、嫌だった?」

「いや・・・。知れてよかった」




カインの答えに、私はにっこりとほほ笑む。
少しだけカインも、悩みが消えホッとしているように見える。



「・・・すまなかった」

「え?」

「お前を、信じてやれなかった」

「・・・悲しかった。苦しかった」



正直に答えた。




「ああ・・・責められて、当然のことをした」

「でも、初めの頃、反抗してばっかだった私の事を最後までカインは見捨てなかったでしょ?だから、今度はって・・・だから・・・」





ぐいっ

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