sweet♡marriage〜俺様御曹司と偽装婚約〜
「梢は今、好きな人…いるんだな。」
ブライダルベールを見つめていると、不意にそんな声がかかる。
「……いな、いない…よ。そんな人。」
「じゃあ、俺がやり直そうって言ったら?」
返事をする間もなく後ろからそっと抱きしめられる。
「もう一度、俺と……一から始めてくれませんか。今度は絶対離したりしない。」
懐かしい香りが鼻を掠める。
私の好きだった香り。
回された腕に私はそっと手をのせた。
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