sweet♡marriage〜俺様御曹司と偽装婚約〜
ユキちゃん使うなんてズルイ。
司の言葉が聞きたい。
「ねぇ、クリスマスプレゼントに欲しいものがあるんだけど」
「………何だ。肉100年分か?」
肉100年分って……確かに欲しい気もするけど……
もっとほしいものがある。
「あのね
………好き という言葉を私にください。」
一回だけでいい。
あなたからの気持ちがほしい。
一瞬驚いた様子の司は私に背を向ける。
ああ、やっぱりダメか。
そう、俯いた瞬間。
腕を引き寄せられ気づけば司の胸の中にいた。
「………つか、」
「欲しいもの、それだけでいいのか?」
えっ?と顔を上げた刹那、優しく唇が重なった。