幼なじみの罪ほろぼしと恋心
大樹はぐいぐい私を引っ張って進む。

方向的には出口に向かっているようだ。
私はついて歩きながらも問いかける。


「どこ行くの?」


大樹は楽しそうな顔で私を振り返り返った。

「何か買って公園で食べよう」

「公園?」


そっか……そ言う言えば近くに大きな公園が有ったんだった。


大樹に負けないくらい、私もうきうきとした顔になっているかもしれない。

昔から外で食べるのが結構好きなんだよね。


「花乃は何食べたい?」

「私、おにぎり」


さっきと違い悩まずに即答する。

「じゃあコンビニでいいか。その辺に有るかな……」

大樹とふたりでショッピングセンターのから外に出る。


明るい太陽の光が一面に降り注いでいた。
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