幼なじみの罪ほろぼしと恋心
公園は広々とした平坦な芝の上にに緑の木々が綺麗に植えられた、清潔感の有る空間だった。


木々から発せられる緑の香りが爽やかだ。


周りを観察しながらゆっくり進みしばらくすると池を見つけた。
水鳥が休憩している姿が可愛らしくて癒される。


近くの空いているベンチをキープして、そこで昼ごはんにする事にした。


おにぎりの包装フィルムを外しながら空を見上げた。


雲の無い真っ青の空。

今日はとても天気が良くて、１０月も後半だって言うのにポカポカと暖 かい。


ああ……とっても気持ちがいい。


解放的な気持ちになっていると、あっと言う間に焼肉弁当を食べ終えた大樹が私と同じ様に空を見上げて言った。


「気持ちいいな」

「うん、私も思ってた」

「花乃外で食べるの好きだもんね」

「知ってたの？」


またお母さんが何か言ったのかな？

そう思って聞いたけれど大樹は首を振り昔を懐かしむ様に微笑んで言った。



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