幼なじみの罪ほろぼしと恋心
「夜更かしって何してたの?」
「え? 何もしてないよ。ただ眠れなかっただけ」
そう答えると、大樹はなぜか黙り込み、それから少しの間を置いてから顔を上げた。
「眠れなかった理由ってもしかしたら井口と話したのが原因?」
「えっ?!」
思わず高い声を出す私に、大樹は渋い顔になり言った。
「当たりか」
……完全に見透かされている。
「……井口君から聞いたの?」
大樹はベッドの脇に座り、頷く。
なんだか恐い顔、機嫌が悪い?
井口君が言った話は、私に知られたくなかったのかな?
「あの、井口君の話なら私気にしてないよ? 大樹が今まで狙った女は必ず落として来た恋愛のプロでも、会社に彼女候補が居ても……別に変だとか思わないし」
どうして私がいい訳を語ってるのか不思議だけどつい言ってしまった。
「え? 何もしてないよ。ただ眠れなかっただけ」
そう答えると、大樹はなぜか黙り込み、それから少しの間を置いてから顔を上げた。
「眠れなかった理由ってもしかしたら井口と話したのが原因?」
「えっ?!」
思わず高い声を出す私に、大樹は渋い顔になり言った。
「当たりか」
……完全に見透かされている。
「……井口君から聞いたの?」
大樹はベッドの脇に座り、頷く。
なんだか恐い顔、機嫌が悪い?
井口君が言った話は、私に知られたくなかったのかな?
「あの、井口君の話なら私気にしてないよ? 大樹が今まで狙った女は必ず落として来た恋愛のプロでも、会社に彼女候補が居ても……別に変だとか思わないし」
どうして私がいい訳を語ってるのか不思議だけどつい言ってしまった。