私は先輩の浮気相手。





ぎこちなく服を着替えると、隼人はため息を零した。



「こうすると、逆に怒りそうな予感がする。」


「あれ、隼人いつの間に」


「まぁかすみ。頑張れ。俺は裏方手伝ってくる。」




「あ、隼人!うちの服はどーよっ」





唯と隼人、相変わらずラブラブだぁ。

やっぱ2人は幸せでいてほしいって、本当に思うよ。




「先輩は相変わらず、女の子ですか...」



しゅうが忙しそうに走っているのを見て、あたしは苦笑する。



「いつも1人で何かとするんだから、全く..」




休憩時間まで、まだまだあるし。

あたしも手伝いますか――。


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