甘い香りに誘われて【続編 Ⅲ 完結しました】
*番外編*

婚約解消?

突然のプロポーズから4ヶ月が経ったある秋の日。

「今度の週末、京都へ行きませんか?」

刷新委員会の仕事がひと段落し、葵さんと私は、"ムッシュ カズ"に来ている。

「京都?ああ、修斗が貴船神社が良かったって、騒いでたな〜
何だっけ?ほら…」

うーーん…

「「紅葉灯篭!」」

同時に思い出す。

「行ってみたいです!葵さん‼︎ 」

♪♪♪〜

葵さんのスマホが着信を告げている。

♪♪♪〜

「葵さん、出てください。食事も終わってるし」

「…ごめん」

すまなさそうに、席を外す葵さん。

(仕事かな…いつも忙しそうだな…)

ガラス越しに電話で話す葵さんが見える。

ん?なんか…照れてる?
仕事の電話じゃないのかな。



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