甘い香りに誘われて【続編 Ⅲ 完結しました】
「「「「乾杯〜‼︎!」」」」

夕方、みんなでホッチキスで留めした松田の通達を、無事に郵便室へ持ち込むことが出来た。

程よい汗をかいた私たちは、松田と四人で鹿児島料理の店に来ている。

互いに、ビールの中ジョッキを合わせながら、「いい汗かいたね〜制服がインクまみれだね〜」と美希子先輩。

「うちの会社に制服があって良かったですよね?」美希子先輩の淡いピンクのワンピースを見ながら思う。

「井川たちのおかげで、助かったよ〜
ありがとな〜〜」とほっとした笑顔。

美希子先輩の隣に松田が座る。

二年間、自分探しの旅をした松田と美希子先輩は同じ26歳だ。

四人で、名物の薩摩揚げをパクパク食べながら、たわいも無い話をする。

食べること飲むことが大好きで、四人で食事や飲みに行くことが多い。

中ジョッキを空けた私たちは、次は芋焼酎をオーダーする。

あー美味しい…。

「そういえばさ、都ったら宮澤さんの事ずっと女の人だと思ってたんだよ」
と私の勘違い話を蒸し返す。

業務の依頼メモ見て、仕事の出来る女上司を妄想してたのよ〜」

「え?宮澤さんがメモ付けてくれるの?
私にはメモ付いてないよ」と美希子先輩

「私の時もメモ付いてない」と三奈が続く。










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