甘い香りに誘われて【続編 Ⅲ 完結しました】
『昨年中は、お守りくださりありがとうございます…』

例年どおり、家族の健康と幸せを祈る

ん?

右側から視線を感じる。

チラッと目だけ右側を見る。

バチッ!

私の方を見ている宮澤さんと目が合う

「な、長過ぎましたか⁈
お待たせしてすみません!」

「クスッ…慌てなくていいよ。お願い事は全部出来たかな?」

また笑われた…。

・・・・・

宮澤さんとおみくじを引く。

「小吉」「末吉」

二人とも微妙だ…。

私の手が届く所は隙間がないから、高い場所におみくじを結んでもらう。

「ありがとうございます。背が高いっていいですね」

心から思う。

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