恋の魔法と甘い罠~おまけSS
こうやって抱かれる度に幸せな気持ちになっていたのは、



『玲夢にはいつも最大限の想いをぶつけてるつもりなんだけど』



晴希さんの想いがちゃんとこもっていたから。


てことは、あたしも晴希さんにはいつも好きって想いを伝えているから、晴希さんも幸せな気持ちになってくれているのかな。


そうだといいなと思いながら、晴希さんから与えられる『最大限の想い』というものを身体中で受け止める。



「あ……んっ、晴希さっ……好き……」



晴希さんにしがみつきながらそう告げると、晴希さんは緩やかに口角を上げて瞳を細める。



「俺も、好きだ……愛してる」



真っ直ぐな瞳に射抜かれながら伝えられた言葉に、身体の奥がじんっと疼く。


そのまま距離を詰めてきた晴希さんはまた唇を重ねてきて。


この日のあたしたちは、いつまでも抱き合っていた。



fin.
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