恋の魔法と甘い罠~おまけSS
「やっ、ちょっ、だめだって!」


「大丈夫だって」



焦っているあたしを他所に、晴希さんはやさしいというより意地悪な笑みを浮かべながら冷静にそう言ってくるけれど、


いくら休憩時間とはいえ、ここは会社。


この会議室はほとんど使われることはないから誰か来る可能性はとても低い。


といっても、100%来ないとも言い切れない。


だからこんなところでこんなことをするなんてだめだって訴えているのに。


晴希さんはそんなあたしにはお構いなしに、会うなりあたしを抱き寄せてキスをしてきた。


それだけならまだしも、左手はスカートに入っているシャツをさっと引き抜き、右手はスカートの裾から入ってきた。
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