恋の魔法と甘い罠~おまけSS
それによく考えれば和泉さんは紗羽さんの旦那様ともお友達だと言っていた。


もうしゃべらないってなると、その友情さえ壊れてしまうんじゃないかって思ってしまう。



「そんなことはしなくてもいいです。そう思ってくれるだけで、凄く嬉しいです。……でも……」


「でも?」


「また、嫉妬しちゃうかもしれないです」



きっと和泉さんと紗羽さんが仲良さげに話しているのを見ると、きっと……ううん、絶対に嫉妬すると思う。



「それでもいいですか?」


「……」


「……晴希さん?」



突然黙りこくった和泉さんの顔を覗き込むと、微かに眉を寄せていて。


そうなってしまった理由がわからなくて、あたしまで眉間にぎゅっと力を入れてしまう。


そんなあたしにちらりと視線を寄越した和泉さんは小さく息を吐いた。
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