恋の魔法と甘い罠~おまけSS
唇を食みながら甘いキスを何度も繰り返したあと、最後にちゅうっと吸い付いてから離れた和泉さんは、濡れたあたしの唇を親指でそーっと拭う。



「つーか、嫉妬なんて、いくらでもすればいいから」


「えっでも……」



いくらでも……って言ってくれたとしても、実際嫉妬したら、あたしなんてすぐに顔に出ちゃうから、どうしても 不機嫌な顔を晒してしまう。


そういうの、面倒臭くないのかな?
不愉快にならないのかな?


ちらりと和泉さんの方へ視線を向ける。



「嫉妬しちゃうかも、じゃなくて、絶対にしますよ?」


「ん、いいよ」


「不機嫌な顔になっちゃいますよ?」


「はは、いいんじゃねぇの」


「……でも、そういうのばかりになったら、嫌いになりませんか?」


「嫌いに?」


「はい」
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