恋の魔法と甘い罠~おまけSS
「へーへーへー」



何か面白いものを見つけたときの子供のように、表情をにんまりとさせた鷹山はやけに楽しそうで。



「今度招待してくださいね」


「は?」


「主任と鮎川の愛の巣に」


「……調子ん乗んなよ」


「ですよねー」



あははとおかしそうに笑いながらそう言った鷹山は、そのまま営業課に入っていった。


その背中を見ながら、ひとつ溜め息を吐く。


すっげえ無防備な女だとは思ってたけど、まさか他の男の前でも酔い潰れるほど飲むなんて。
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